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癒縄 命羅のロープヒーリング

緊縛~癒しの力と美しさを求める人へ

 存在証明 5


「存在証明5」



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 多くの縄師、緊縛師がつかう麻縄は手入れに手間と時間がかかります。麻縄の購入先は殆どがインターネットで行われる事が多いようです。これは、正解としてのやり方ではないのですが、京様の縄のおろしかたです。
 京様はまず、麻縄を百メートル単位で、購入するそうです。染めてある赤や紫、黒やピンクなどを手に入れる場合はまた別の手入れの仕方があります。とりあえず、染めてない元来の麻縄の色のものは、まず、七メートル三〇センチくらいに切ります。これを十三本くらい作ります。余った縄はまた別に使います。切った縄を、意外に思われるかもしれませんが、鍋で煮込みます。これは、縄の中にある不純物やタールなどを出すためです。人によりますが、京様は十分くらい煮るそうです。そのあとは、影干しするそうです。部屋のなかの日の当たりずらい場所で、三日程干すそうです。そして、乾いたのを確認したら、次は、台所のコンロに火をつけて、縄のケバを丁寧にやいていきます。自分が火傷しないように気をつける事が重要だそうです。そして、最後に馬油を塗り込みます。軍手などに沢山しみこませて、その手で縄をしごいていくのです。京様は北海道のラベンダーの香り付きの馬油をつかってらっしゃいます。縛られるとラベンダーの香りがほのかにします。
 そこまでやっても、実際に縛ると、まだまだケバがでます。吊る際にカラビナなどを通して引っぱると、かなりのケバが空中を舞います。そして、ケバもでなくなり、ちょうど使い勝手が良くなってくる頃、その縄の寿命も近づいてくるのだそうです。コストも馬鹿になりません。染めてない縄でもっともやすくても、七メートルくらいで千三百円くらいはするのだそうです。カラーのものはピン切りですが、千八百円から二千五百円くらいだそうです。それを二十本近くつかうのですから、決して安いものではありません。


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「値段じゃなくて、使い心地の問題だよ。愛着とな。」

 などと、京様はおっしゃいました。縄の話しをした日は、私が初めて蜜柑さんと絡んだ日でした。縄の話しは、全裸に黒い首輪の私が京様の左の足元で正座で座り、京様の左膝の上に頭を載せて子猫が飼い主に甘えるような姿勢で聞きました。あ、ピカピカの黒いピンピールは履いています。蜜柑さんは、黒のガーダーストッキングとベルト、それからパールのネックレスを首につけていました。こちらも同じくピンピール。但しサンダル。蜜柑さんは京様が座っている二人掛けのソファーの右側に丸くなって頭を京様の脚の付け根あたりにおいて、京様に頭や背中を優しく撫でてもらっていました。たまに私と目が合うと、厚めの妖艶な唇が優しく微笑んで、グレーがかった瞳が何かを分かち合う同志を愛するが如く優しく揺らめきました。そのシーンを見た京様が私の頭をポンポンしてくださって、私はなんだか、本当に猫になれた気がしました。そして、年下の先輩猫である蜜柑さんにとても魅力をかんじたのです。

「じゃあ、そろそろ、やって見せてごらん。」

 それは、私にとっての初めての女性との時間でした。品川駅を見下ろすタワーホテルの高層階で、まるで街を犯すかのようにソファーに座って、ゆっくりと煙草を吸う京様。スーツを着たままの京様はこの空間にあって唯一の貴金属のように光っていらっしゃいまいした。京様と二メートルくらいはなれて、向かい合って立った私達。さらに三メートルくらい外側は全面ガラス張りとまではいかないですが、ほぼそういう感じに思える広いガラス窓。京様の左サイドにキングサイズのベッド。右サイドにアンティークのテーブルとイス。私はテーブル側。蜜柑さんはベッド側。
 蜜柑さんは、背の高い私の頭に優しく右手をのせると、少しだけ下に押すようにしました。つまり、私にしゃがめ、または、座れという事だったのでしょう。私はピンピールのままでしたし、とりあえず和式トイレのようにしゃがむ形になりました。目の前に蜜柑さんのおへそがあります。ホオズキの先端をちょっとつぶして模った様な可憐なその窪みはキスを我慢するには魅力的過ぎました。なので、断りもなくでしたが、私は唇をよせて、窪みの部分にそっとキスをしました。頭の上の方で、かつて聞いた事のない女らしい声がしました。五十音の最初のその音は良くつかわれる音ですが、イントネーションとかビブラートとか、とにかく同じ女の私でしたが、背中に何かが走るような艶のある声だったのです。
 蜜柑さんは私の右手をとると、自分の女性のあたりにもっていきました。胸や背中やお腹への愛撫もなく、キスすらしていませんでしたが、蜜柑さんの海溝はきれいに潤みをはらんでいませいた。女性らしい香りがするのかと思いましたが、蜜柑さんは、その名の通り、蜜柑の香りがしました。私は驚きました。表面上は特に驚きをあらわしたりしませんでしたが、果物の香りの女性がいるなんて。まさか、私が変なのかとも思いました。

「蜜柑は、蜜柑の香りがするだろ。」


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 京様の言葉で私は納得し、蜜柑さんに当てた右手の中指の腹で彼女のもっとも女の部分を優しく前後に動かし始めたのです。蜜柑さんは、表現するのがもったいない声を出して、私の頭を両手で抱き抱えるようにしましたが、それによって、私は蜜柑さんのお腹に顔がうずまり、呼吸が難しくなりました。でも、中指は一生懸命に動かし続けました。蜜柑さんの声が少しずつ頻繁に出るようになりました。けれども、私の呼吸も限界に近くなっていきます。蜜柑さんは抱きしめた頭をより強く抱きしめ、私の鼻と口は彼女の腹部に完全に埋まっていたのです。どうしても息を吸うことができませんでした。やがて、私は強く首をふりました。呼吸をしたかったのですが、許されませんでした。彼女はより強く私の頭を抱きしめたのです。体に震えがきました。自分でわかります。窒息。そう、窒息しそうなのです。どんどん意識が白くなっていって、頭の中が白で一杯になりかけたその時、不意に蜜柑さんは私の頭を解放してくれました。私は後ろに腰が砕けたように、お尻をつきました。でも中指は彼女に当てたままです。蜜柑さんが、上から私を見下ろして、おそらく定まっていない私の瞳を強く見つめながらいいました。

「ナクはね。今日、私のここの液と粘膜の間で呼吸するの。わかるでしょう。貴女が使っていい空気は私の一番汚れたここの周りの空気なの。」

 私は、背中に何か、とてつもない快楽が走るのを感じました。それは頭から女性のみの器官に向けての電撃のようでした。

「わかったの。ナク。貴女の為に、私はお尻すら洗ってこなかったの。勿論、女の子もね。いい香りでしょう。前は。でも貴女はこれから、私の最も汚い部分をなめながら、その床の上で、呼吸制御されて、自分で慰めて、何十回も逝くの。逝くたびに数をかぞえるのよ。そうね、最初だから三〇でいいわ。」

 いくら私が初心者でも、蜜柑さんの言った事はわかりました。つまり、私はこれから、床に仰向けに寝て、蜜柑さんが、私の顔面に女性自身と後ろの華を押しつけて座るのだと。そして私はそれを舐めながら自分を慰め続けなくてはならないのだと。三〇回も逝った事などあるわけもないのです。逝けるのでしょうか。とても不安に思い、京様の方を見ました。
 京様は水割りをお飲みになりながら、普通に煙草を吸っておられました。必然的に股間にも目がいきましたが、スーツのズボンは全く持ち上がってすらいなくて、私のつたないレズでは京様のお気持ちを高めるのがずいぶん先なのだということをしりました。京様は少しだけ微笑んで、そしておっしゃいました。

「なあ、蜜柑、口におしあてたら、ちゃんと、ナクの口を便器として使ってやれるんだろうな。お前の薄黄色い液体でナクを汚してやれるんだよな。」

 蜜柑さんは即答で、できる旨を伝えました。が、私はどうでしょうか。いきなり、女性自身を押し当てられて、口にオシッコをされるという事。京様のではなく、初めて口に入るオシッコが同性の、今日を入れて二回しかあってない女性の排泄したもの。

 みじめだと思いました。

 私は、最初は京様のをいただきたかった。いいえ、それを飲みたいなどと、思った事はありません。ただ、飲むならば、絶対に京様のをと思ったのです。ですが、その京様の命令で蜜柑さんが、なさるのです。一体どこに私の意見を挟む要素があるというのでしょうか。私には従う以外の道はありません。とにかく、私は仰向けになり、やがて、鼻の上に蜜柑さんの女性が、口のあたりに後華が強く押し付けられました。呼吸はほぼ不可能でした。蜜柑さんの後華に舌を伸ばし、舌先でその窪みらしき所をつついてみました。上の方でまたあの女すら興奮させる声がしました。少しだけ腰が浮いて私は息を吸うことができました。あとは、それの繰り返しです。私が舌で刺激して、蜜柑さんが、腰を浮かせて、私が呼吸をわずかにする。蜜柑さんの蜜柑の香りの液体で私の鼻はゆるいゼリーでもなすりつけたかのように濡れています。鼻の穴のなかにもその素敵な液体は存分に侵入していて、鼻で呼吸する事はできませんでした。
 私は、鼻の頭を上下に動かして、蜜柑さんの花の芽をさぐり、転がしました。後ろを舌で、前を鼻で、必死に愛撫しました。蜜柑さんの声はどんどん大きくなり、太ももに力がはいったり、顔を絞めつけられたりします。そこで、私の腹部に空気を切り裂く音と共に衝撃がはしりました。京様が鞭をふられたのです。自分を慰める事が疎かになっていたのです。京様を楽しませる為にしていた行為であるはずが、自分の呼吸と、蜜柑さんを感じさせて逝かせてしまいたいという思いだけが先行して、自分の欲芽をいじる事など何処かへ飛んでいたのです。気が狂うかと思いました。私は蜜柑さんを舐めまくっていて、鼻は液体で覆われて女の香り。鞭が一度入った事で必要以上に自分を慰める。自らの洪水。呼吸の苦しさ。女を舐めながら達する切なさ。みじめさ。でも、それを見て京様が喜んでくださると思うとすぐにまた逝ってしまう自分。十六を数えたときには、京様が電動マッサッサージャーを右手に握らせてくださいました。凶器かと思いました。強制的に波が押し寄せてくるのです。何分かはわかりません。おそらく五分とかでしょうか。私はその機械によってあっという間に三〇と声をだしていました。


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 私は、蜜柑さんの洗っていない後華の味、つまり茶色のあれのこびりついた少し苦い味と、蜜柑の香りの液体の粘りつく感じ、それに惨めさと、喜んでいただきたいという思いの中、機械で簡単に目標に到達していたのです。蜜柑さんは立ち上がって、私の顔の上に唾を吐きかけました。まるで道端に痰をはくいけすかない男のように私の顔をアスファルトの代わりに使いました。蜜柑さん程の可愛い女性でも唾液は一度空気に触れると匂いがします。果物の蜜柑の香りと唾液の香り、おでこにも、閉じざるを得なかった目の上、それに口、鼻、頬、顔のいたるところ、髪。総てが蜜柑さんの唾液でヌルヌルとしたものになっていきます。まるで、ローションを顔にぶちまけたみたいになっているのでしょう。乳首に激痛。蜜柑さんはどんな顔をして私を踏んでいるのでしょう。ヒールが左の乳首を的確に踏みつけて、私は大きな声を出しました。私の鼻からでたもっとも汚い鼻水色の塊をおいしそうに食べてくれた蜜柑さん。京様がきっとわかっていると私を励ましてくれた蜜柑さん。倒れそうになる私を支えて抱きしめてくれた蜜柑さん。信じられない程、魅力的な唇をもった蜜柑さん。そして、私をいじめてくれている蜜柑さん。
 私は閉じた眼の間から涙が出ている事に気付きました。わかったのです。蜜柑さんがどんな思いで私を責めているのか。私でも同じように責めたかもしれません。京様が総てなのです。京様が一ミリでも多く楽しんでいただけるように、蜜柑さんは頑張っているのだと確信しました。だから、涙が出ました。私と同じように、同じ人に喜んでもらう為にこれほど努力する女性がいるのです。私が耐えられると信じていてくれるから、この人は私を責めているのでしょう。京様がすべてなのです。私達の世界の総て。それが京様なのです。私は声を出して泣き始めてしまいました。そして、突然、蜜柑さんが離れる雰囲気がして、京様のコロン、エタニティの香りが私の顔の近くに来ました。

「ナク。つらくてないているのではないよね。蜜柑がナクと同じ気持ちだって。気づいたから、嬉しくて泣いちゃった?」


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 私は確信をつかれて、ドロドロの顔で何度もうなずきながら泣き続けました。もう、蜜柑さんにおしっこをされて、私の口を便器として使ってもらう覚悟もできていました。私達は歴然と、京ファミリーなのだとわかったのです。私の頭を京様が抱き締めてくれました。その間、蜜柑さんは私の、欲芽を優しく舐めはじめました。私は感じていいのか、お礼を言えばいいのかすらも分からなくて、きっと三年分くらい泣きました。私が人生で初めて、男性の形をした物を腰につけて、女の人の後華に出し入れした日。そのあと、同じ事を蜜柑さんが私の女性をつかってなさいました。蜜柑さんの使った物のほうがきれいなピンク色で細めの物でした。とにかく私はこの日、過去に感じた事がない程感じ、逝った回数はすでに覚えていることなど不可能なくらい達したのです。



続く


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