存在証明第14話
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自分が天飛 京と名乗ってSMの世界に入ってから随分たった。その間に何人も奴隷という身分の女を調教し、愛しみ、育て、そして別れてきた。だが、死んだのは蜜柑ただ一人。どうして蜜柑が自殺したのかは、どうしても分らなかった。遺書もなければ、隣に住んでいる天野さんも全く何も聞かされていなかった。悩んでいる風でもなかったし、自分を含めて、沙羅にもナクにも天野さんにも相談らしき事はなかった。
蜜柑は何故、自殺したのだろう。
探す。理由を探す。言葉に出してしまったら、嘘になってしまうたった一つの想いの為に探すのだ。人は笑うかもしれない。歪んだ性癖の多頭飼いの男が、ご主人様面して、探偵ごっこなのかと。いいのだ。笑われてもいいのだ。自分は知りたい。死ぬちょっと前まであれほど充実して、楽しそうだった蜜柑を、何が、誰が、死に向かわせたのか。
最初は、自分に内緒で多額の借金があり、それを苦にしてなのかとも考えたが、蜜柑は一枚のカードもも持っていなかったし、借金とりと言われる連中が、一度だって部屋に来たこともなかったと、天野さんから聞いた。男性関係と言っても、正直、自分以外に異性と交際があったとも思えない。蜜柑はまさに総てを自分に捧げてくれていたと確信している。彼女はそう感じさせるだけの忠誠心や他の温かい気持ちを常に捧げてくれていた。少なくとも自分に向けられた想いは痛いほど感じていたし、二人の関係、というか、四人の関係に自殺するほどの引き金があるとは考えにくかった。
自分は、中学時代から急速にモテはじめた。二年の時に生徒会役員になって以来、急に人気が出てきて、全校朝会や学校の行事で挨拶台やステージに自分があがると、後輩の女の子たちから歓声が上がる程、人気があった。中学三年のバレンタインディには靴箱の中の長靴がラブレターとチョコレートでいっぱいになり、靴箱本体も埋まるほどモテてしまっていた。理由は全くわからない。ただ、何となくそうなった。中学三年の夏くらいから一つ年下の彼女ができていたが、キスもしなかった。ただ、彼女は色々な批判を受けたり、あの人の彼女にしては地味だしに合わないよね、などと平然と聞こえるように言われたりもしたらしい。でも、自分は彼女とキスもしなかったし、デートといっても近所の公園で楽しく話をする程度だった。卒業と共に別れた。というか、なんとなく会わなくなってそのままだった。
高校時代もそれは継続していた。入学して夏休みまでの間に一〇人程に告白された。特にスポーツができるわけでもなく、学業が優秀だったわけでもなく、爆笑トークが得意だったわけでもないのだが、人気があった。でも、自分から好きになった女の子にはモテなかった。実際に高校一年の時には告白して振られたしもした。高校二年の時は、絵画部の後輩の女の子で割と好みの女の子と付き合う事になった。今思っても、とても美しい女の子だったと思う。二人は同じバスで帰り、たまに彼女の親が仕事で遅い日などは、彼女の家に遊びに行ったりした。初めて彼女とキスをしたのは彼女の部屋で、なんだかベッドからいい匂いがしたのを覚えている。彼女のピンクのリップクリームはサクランボの味で、若かった自分は果てしなく下半身に充血を感じた。キスから二回目の時に初めて彼女の服を全て脱がせた。程よい大きさの乳輪と濃いオレンジ色の組み合わせは童貞の自分を興奮させるには充分だった。下半身の薄めの茂みもとてつもなく愛おしく、処女の彼女の女性自身に沢山キスした。自分は一人暮らしだったので次のデートの日曜日には彼女が自分の男性を口にした。でも、なんだか征服欲が満たされてしまって、性的に達するとかではなく、一人の女性を自由にする事の豊かさを感じた。
縛るようになった。最初は色々な本をみて研究した。枕や椅子、ドアノブから冷蔵庫までなんでも縛って練習した。興味があった露出プレイらしき事も並行して行った。彼女の家に帰る途中のコインランドリーで彼女を全裸にして女性を丸出しにして慰めさせたこともあった。大きく開かれた彼女のそこを、偶然入ってきた見知らぬ女子大生風の女性が目撃して、顔を真っ赤にして走って逃げて行った事もあった。そして、そこでも縛った。日によっては、それほど多くなかった財布の中身を絞り出して、鉄の枠組みのあるそういうホテルにいったりもしていた。
そこは、セーラー服の彼女を吊るして、叩いたり、顔を両手で好きに歪めたり、口と鼻を手で塞いで呼吸を制御したり、着衣のままお漏らしさせたり、動けない彼女の匂いをいやというほど嗅いで恥ずかしがらせたり、開けさせた口に自分自身を差し込んでホールとして彼女を使ったりできた。
制服姿の彼女の日常を知っているだけに、心の奥底から果てしなく欲望がわきあがった。ブランコ型に吊った彼女のパンツを少しずらして、浣腸して、そのまま大量に排泄物をもらさせた事もあった。そして、その後の彼女自身に触ると、それまでにない程、泉が湧きたっていたのだ。自分は果てしなく興奮したのを覚えている。彼女は学校でも有名な美人の部類だが、自分の前では、もっとも汚いものをパンツの中にぶちまけながら、恥ずかしい破裂音を響かせ、女性を濡らし、臭いままなのに、自分の唇を求めて、キスをせがむ。胸の突起を服の上から本気でひねり上げられる事をのぞんでいる。首を絞めて欲しいと思っていたし、そう言った。
既に幾つかのパターンで吊りができつつあった自分は、未熟ながら安全面には留意して汚れたままの彼女の吊りを展開しなおしたりもした。初めて、空中に浮いている女の頭に放尿した。口にも注いだし、
「私は、便器です。」
と、初めて言わせた。十七歳の自分には欲望世界に起きた奇跡のようなセリフだった。
続く
そろそろ最終章にはいってきてます。
「存在証明」は、はっきりと人間ドラマです。w
今まで、イメージモデルとして出てくれたモデルさんたちに感謝します。
引き続き最後までよろしくお願いします。
ねえ、蜜柑はどうして自殺したと思います?
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自分が天飛 京と名乗ってSMの世界に入ってから随分たった。その間に何人も奴隷という身分の女を調教し、愛しみ、育て、そして別れてきた。だが、死んだのは蜜柑ただ一人。どうして蜜柑が自殺したのかは、どうしても分らなかった。遺書もなければ、隣に住んでいる天野さんも全く何も聞かされていなかった。悩んでいる風でもなかったし、自分を含めて、沙羅にもナクにも天野さんにも相談らしき事はなかった。
蜜柑は何故、自殺したのだろう。
探す。理由を探す。言葉に出してしまったら、嘘になってしまうたった一つの想いの為に探すのだ。人は笑うかもしれない。歪んだ性癖の多頭飼いの男が、ご主人様面して、探偵ごっこなのかと。いいのだ。笑われてもいいのだ。自分は知りたい。死ぬちょっと前まであれほど充実して、楽しそうだった蜜柑を、何が、誰が、死に向かわせたのか。
最初は、自分に内緒で多額の借金があり、それを苦にしてなのかとも考えたが、蜜柑は一枚のカードもも持っていなかったし、借金とりと言われる連中が、一度だって部屋に来たこともなかったと、天野さんから聞いた。男性関係と言っても、正直、自分以外に異性と交際があったとも思えない。蜜柑はまさに総てを自分に捧げてくれていたと確信している。彼女はそう感じさせるだけの忠誠心や他の温かい気持ちを常に捧げてくれていた。少なくとも自分に向けられた想いは痛いほど感じていたし、二人の関係、というか、四人の関係に自殺するほどの引き金があるとは考えにくかった。
自分は、中学時代から急速にモテはじめた。二年の時に生徒会役員になって以来、急に人気が出てきて、全校朝会や学校の行事で挨拶台やステージに自分があがると、後輩の女の子たちから歓声が上がる程、人気があった。中学三年のバレンタインディには靴箱の中の長靴がラブレターとチョコレートでいっぱいになり、靴箱本体も埋まるほどモテてしまっていた。理由は全くわからない。ただ、何となくそうなった。中学三年の夏くらいから一つ年下の彼女ができていたが、キスもしなかった。ただ、彼女は色々な批判を受けたり、あの人の彼女にしては地味だしに合わないよね、などと平然と聞こえるように言われたりもしたらしい。でも、自分は彼女とキスもしなかったし、デートといっても近所の公園で楽しく話をする程度だった。卒業と共に別れた。というか、なんとなく会わなくなってそのままだった。
高校時代もそれは継続していた。入学して夏休みまでの間に一〇人程に告白された。特にスポーツができるわけでもなく、学業が優秀だったわけでもなく、爆笑トークが得意だったわけでもないのだが、人気があった。でも、自分から好きになった女の子にはモテなかった。実際に高校一年の時には告白して振られたしもした。高校二年の時は、絵画部の後輩の女の子で割と好みの女の子と付き合う事になった。今思っても、とても美しい女の子だったと思う。二人は同じバスで帰り、たまに彼女の親が仕事で遅い日などは、彼女の家に遊びに行ったりした。初めて彼女とキスをしたのは彼女の部屋で、なんだかベッドからいい匂いがしたのを覚えている。彼女のピンクのリップクリームはサクランボの味で、若かった自分は果てしなく下半身に充血を感じた。キスから二回目の時に初めて彼女の服を全て脱がせた。程よい大きさの乳輪と濃いオレンジ色の組み合わせは童貞の自分を興奮させるには充分だった。下半身の薄めの茂みもとてつもなく愛おしく、処女の彼女の女性自身に沢山キスした。自分は一人暮らしだったので次のデートの日曜日には彼女が自分の男性を口にした。でも、なんだか征服欲が満たされてしまって、性的に達するとかではなく、一人の女性を自由にする事の豊かさを感じた。
縛るようになった。最初は色々な本をみて研究した。枕や椅子、ドアノブから冷蔵庫までなんでも縛って練習した。興味があった露出プレイらしき事も並行して行った。彼女の家に帰る途中のコインランドリーで彼女を全裸にして女性を丸出しにして慰めさせたこともあった。大きく開かれた彼女のそこを、偶然入ってきた見知らぬ女子大生風の女性が目撃して、顔を真っ赤にして走って逃げて行った事もあった。そして、そこでも縛った。日によっては、それほど多くなかった財布の中身を絞り出して、鉄の枠組みのあるそういうホテルにいったりもしていた。
そこは、セーラー服の彼女を吊るして、叩いたり、顔を両手で好きに歪めたり、口と鼻を手で塞いで呼吸を制御したり、着衣のままお漏らしさせたり、動けない彼女の匂いをいやというほど嗅いで恥ずかしがらせたり、開けさせた口に自分自身を差し込んでホールとして彼女を使ったりできた。
制服姿の彼女の日常を知っているだけに、心の奥底から果てしなく欲望がわきあがった。ブランコ型に吊った彼女のパンツを少しずらして、浣腸して、そのまま大量に排泄物をもらさせた事もあった。そして、その後の彼女自身に触ると、それまでにない程、泉が湧きたっていたのだ。自分は果てしなく興奮したのを覚えている。彼女は学校でも有名な美人の部類だが、自分の前では、もっとも汚いものをパンツの中にぶちまけながら、恥ずかしい破裂音を響かせ、女性を濡らし、臭いままなのに、自分の唇を求めて、キスをせがむ。胸の突起を服の上から本気でひねり上げられる事をのぞんでいる。首を絞めて欲しいと思っていたし、そう言った。
既に幾つかのパターンで吊りができつつあった自分は、未熟ながら安全面には留意して汚れたままの彼女の吊りを展開しなおしたりもした。初めて、空中に浮いている女の頭に放尿した。口にも注いだし、
「私は、便器です。」
と、初めて言わせた。十七歳の自分には欲望世界に起きた奇跡のようなセリフだった。
続く
そろそろ最終章にはいってきてます。
「存在証明」は、はっきりと人間ドラマです。w
今まで、イメージモデルとして出てくれたモデルさんたちに感謝します。
引き続き最後までよろしくお願いします。
ねえ、蜜柑はどうして自殺したと思います?