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癒縄 命羅のロープヒーリング

緊縛~癒しの力と美しさを求める人へ

Archive: 2023年09月

  「貴女はゴミでもなければ、最底辺でもないよ。大切な○○」 第4話

第一話はこちら第二話はこちら第三話はこちら ヨシさんから連絡がきたのは、最初に会ってから十日くらい過ぎていた頃。私の所有金額は四十万くらいになっていたが、元はといえばそのうち三十万はヨシさんがおいて行ってくれたものが基本になっている。ヨシさんは、男が立たないそうだ。だから、女性がプライドを脱ぎ捨てたり、支配の淵にそって深淵へと回って行くのをみたりするのが好きだそうだ。 「住むところが、ないの。」 ...

  「貴女はゴミでもなければ、最底辺でもないよ。大切な○○」 第3話

第一話はこちら第二話はこちら 次の日は、時代に取り残されたアンドロイドの携帯で素敵なホテルを予約した。館内に温泉とか大浴場とかがあり、一回にはアウトドアでグランピングしているような感覚になるレストランがある素敵なホテルだ。チェックインは一四時だったので、一〇時に一人でレジャーホテルをでたあとぶらつく。ヨシさんは朝七時には仕事あるからって出て行った。一〇倍おいていくって言っていたけど、一五倍おいてあ...

 「貴女はゴミでもなければ、最底辺でもないよ。大切な○○」 第2話

 持っているお金では、どこかに泊まることもできない。ネカフェで夜をやり過ごそうかとも思ったけど、せっかく完全な自由になった夜だ、ベッドで寝たり、お風呂にはいったりしたかった。かなり、時代に取り残された古いアンドロイドの携帯で、出会い系サイトに書き込んでみた。短めにまくったミニスカートと脚を画像にのっけて、条件を書いた。土曜の夜のせいかもしれないけど、一時間で十五件応募が来た。ホテル代を別にして一回...

 「貴女はゴミでもなければ、最底辺でもないよ。大切な○○」

 今となっては、私と同じような環境で育った女の子が沢山いることを知っている。小学校の四年生の私。私はいつも居間の片隅で自分のことを木製の棚だと思っていた。思うようにしていた。 母を愛していたからだと思う。私が笑ったり、動いたりするだけで、父はきっと不機嫌になり怒鳴り散らし、そして、母が私の為に何かを言ってくれようとすると、父が母をなぐったりする。だから、私は親子三人で居間にいるときは、木製の棚とし...